秋月電子で購入したソリッドステートリレーキットを、実験用に組み立ててみました。
AC100Vなので、ラグ板を使います
今回扱うのは電灯線の AC100V ですので、いつものブレッドボードではなく、ラグ板の上に組み立てています。もちろん、付属のプリント基板に組み立てても良いのですが、あとでフォトトライアックを変更してみたりしたいので、バラックにしています。
合板の上にラグ板を立て、そこにパーツをハンダ付けします。トライアックには小型の放熱板をつけておきました。フォトトライアックは IC ソケットに載せてあります。
見ての通りですから、実験中にうっかり触ると感電します。電球に触るとやけどします。これ見て真似してみようなんて酔狂な人は、くれぐれも注意して下さい。事故が起きても、俺は一切責任もちませんので。
トライアックの右にあるのはヒューズです。実験中にショートさせたりすると危険なので、必ず入れましょう。
写真には写っていませんが、電源入力は右へ伸びているコードの先に付けてあるプラグをコンセントに挿します。板上のコンセントは出力用です。
トライアックはある程度以上の電流を流さないと導通を維持できないので、40W の電球をコンセントと並列に付けました。付属の説明書によると 10W 以上の負荷が必要なようです。
左側に出ている茶色 – 黒色のリード線に、マイコンなどで 5V を印加すると電球が点灯します。もちろん、コンセントにつないだ負荷も制御されます。
交流用ファンを回してみた
実際に負荷を制御してみました。
コンセントにつないであるのは、AC100V 12W / 60Hz のシロッコファンです。
制御ラインは、乾電池 3 本を押しボタンスイッチを介してつないでいます。押しボタンスイッチを押すと、ソリッドステートリレーが ON します。
ファンは誘導負荷なので、最初は電球とともに動かしてうまく動くことを確認。次に電球を外してファンだけを動かしてみましたが、こちらもうまく動いてくれました。
キットなので、間違えずにさえ組み立てれば簡単に動作します。Arduino などで 100V の機器を制御するにはとっても便利ですね。