以前購入したことのある中華な Arduino NANO 互換品を追加購入しました。
「Arduino Nano 互換機を買ってみた」
製品の状況
外観はまったく問題ないようなのですが、以前と違ってピンがすでに取り付けられています。
USB シリアル変換チップ CH340 の真贋判断の基準になるらしいマークは丸い窪みです。で、品番の表示はしっかり削り取られていました。これって (´゚д゚`)
ちょっと心配になりましたが、USB ケーブルをつなぎサンプルの Blink を書き込んでみると、「プロセッサ: “ATmega328P (Old Bootloader)”」を選択する以外は問題ありませんでした。
ブートローダを書き換える
ブートローダが古いってことなので、書き換えましょう。
書き換えの方法は「Arduino as ISP and Arduino Bootloaders」を参照下さい。と言いたいところですが、どうも俺はこの実体配線図ってのが苦手です。
以下、Arduino UNO をPROGRAMMER に、Arduino NANO を TARGET にしたブートローダの書き換え方法の備忘録です。
Use Arduino as ISP
UNO を USB ケーブルで接続します。
IDE を起動し、ツール – 書き込み装置 を Arduino as ISP に設定します。
Load the sketch
順番が違いますが、NANO を繋ぐ前にスケッチを書き込んでおきます。
スケッチ例から ArduinoISP を選び、書き込みます。
書き込みが完了したら、IDE を終了し USB ケーブルを抜いておきましょう。
How to wire your boards
PROGRAMMER (UNO) と TARGET (NANO) の各ピンを以下のように接続。
実体配線図は NANO の ICSP に接続するようになってますが、NANO にピンを取り付けてあれば、普通にそれぞれのピンに繋げばよいだけです。
UNO | NANO |
D13 | D13 |
D12 | D12 |
D11 | D11 |
D10 | RST |
+5V | +5V |
GND | GND |
Program the bootloader
NANO との接続が終わったら、再び UNO を USB ケーブルでつなぎます。
IDE を起動し、ツールから TARGET に合わせて ボード: “ArduinoNANO” 、プロセッサ:”ATmega328P” と設定して、「ブートローダを書き込む」を実行します。
書き込みはすぐに終わります。「ブートローダの書き込みが完了しました」と表示されたら、IDE を終了し、USB ケーブルを抜きます。
Arduino NANO を確認
Arduino NANO の接続をすべて取り外します。
USB ケーブルをつないで、IDE を起動し、プロセッサ:”ATmega328P” で書き込みできることを確認します。問題なければ完了です。