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Arduino Nano Every を使ってみる – IDE 設定

Arduino Nano Every を購入しました。互換品じゃない、正規品です (^_^;)

Arduino Nano Every

なんだかんだで役に立つのかどうか疑問なガジェット、んなもんはガジェットと呼べないのだが、を作ってみている近頃の meyon さんです。
主に Arduino Nano を使っているのですが、それは互換品で安かったから。だいたい 1 個 500 円程度。いくつか追加で買っておきたいなと Amazon 見たら、ん? 1,300 円ほどしてる (;´Д`)
最近いろいろ値上がりしてるけど、Arduino も御多分に洩れずか。

で、秋月電子通商のサイト見てたら、Arduino Nano Every ってのが 1,450 円で出てた。Nano の後継品らしいけど、正規品でこの値段なら互換品買う理由がないじゃないか。
次はこれにしようと思っていたら、「次回入荷時より値上げとなります」と。
速攻、買った (^_^;)

Arduino Nano Every (半完成品セミキット): 開発ツール・ボード 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
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Arduino Nano Every とは

Arduino のサイトによると、

The Arduino Nano Every is an evolution of the traditional Arduino Nano board, but features a lot more powerful processor, the ATMega4809. This will allow you to make larger programs than with the Arduino Uno (it has 50% more program memory), and with a lot more variables (the RAM is 200% bigger).

https://store-usa.arduino.cc/products/arduino-nano-every?selectedStore=us

従来の Nano を進化させたもので、より強力なプロセッサ ATMega4809 20MHz (Nano は 16MHz) を搭載している。メモリは、SRAM 6KB (同 2KB) 、FLASH 48KB (同 32KB) 、EEPROM 256B (同 1KB) 。
その他、USB コネクタがマイクロになってたり、11 番ピンが PWM じゃなかったり。お、Vin の最大電圧が 21V になっとる。12V の AC アダプタでも安心だね。

If you used Arduino Nano in your projects in the past, the Nano Every is a pin-equivalent substitute. Your code will still work, and you will NOT need to re-wire those motors you planned in your original design. The main differences are: a better processor, and a micro-USB connector.

https://store-usa.arduino.cc/products/arduino-nano-every?selectedStore=us

いやいや、Nano の後継でピンアサインが同じだからって、単純に差し替えて動くってわけではなさそうです。特にライブラリでは適用できないものもあるらしい。
実際、先日作った DHT11 温湿度計の Nano を置き換えてみたら、表示が「0℃ 0%」だった。原因はわかってないけど、おいおい調べましょ。

Arduino IDE の設定

とにかく使ってみます。IDE の設定をしましょう。

が、ボードに Arduino Nano Every がない。avrMEGA core のインストールが必要とのこと。

avrMEGA core のインストール

パソコンの OS は Ubuntu 20.04.4 LTS です。IDE のバージョンは 1.8.13 。avrMEGA core は、ボードマネージャからインストールすればいいらしいので、ボードマネージャを起動 …… できない。クリックしても無反応。なぜ?
IDE をアップデートしましょ。最新版は 1.8.19 です。ボードマネージャを起動 …… できない。どうするよ?

溺れる者は藁をも掴む。とりあえず USB に挿してみよう。
と、Nano Every を使うには〜 と出て、Arduino megaAVR Boards が表示され、無事インストールできました (^_^;)

その後、なぜかボードマネージャは起動できています。なぜだか、わっかりませ〜ん。

ボード、プロセッサ、ポートの設定

ツール – ボード – Arduino megaAVR Boards – Arduino Nano Every を選択します。
Nano ではその下がプロセッサの選択でしたが、Nano Every では Registers emulation になっています。ここは None (ATMEGA4809) を選択。
最後にシリアルポート、/dev/ttyACM0 (Arduino Nano Every) を選択します。

以上で、IDE の設定は完了です。

スケッチを書き込む

では、スケッチ例から Blink をボードに書き込んでみましょう。

エ、エラ〜がぁ〜 (;´Д`)

Arduino:1.8.19 (Linux), ボード:"Arduino Nano Every, None (ATMEGA4809)"

最大49152バイトのフラッシュメモリのうち、スケッチが1118バイト(2%)を使っています。
最大6144バイトのRAMのうち、グローバル変数が22バイト(0%)を使っていて、ローカル変数で6122バイト使うことができます。
avrdude: jtagmkII_getsync(): sign-on command: status -1
avrdude: jtagmkII_getsync(): sign-on command: status -1
          ︙
avrdude: jtagmkII_getsync(): sign-on command: status -1
avrdude: jtagmkII_getsync(): timeout/error communicating with programmer (status -1)
avrdude: jtagmkII_getsync(): timeout/error communicating with programmer (status -1)

「ファイル」メニューの「環境設定」から
「より詳細な情報を表示する:コンパイル」を有効にすると
より詳しい情報が表示されます。

このエラー、IDE を起動したあとの最初の 1 回だけ、発生します。原因は、よくわかりません。確からしい情報では、最初にポートを 1200bps で開閉することでリセットしているらしいのですが、それがうまくいっていない、のではないかと。
で、エラー発生したら、書き込み中でも構わないんで、もう一度書き込みボタンを押してやると書き込めちゃいます。だから気にしてない (^_^;)

ってことで、書き込みはうまくいったんですけど、なんかまた赤いメッセージが。

avrdude: jtagmkII_initialize(): Cannot locate "flash" and "boot" memories in description

このメッセージは、無視です。
いわゆる「エラー」の場合は、エラーメッセージをコピーするボタンが表示されます。ここでは、書き込みが完了しているためにボタンは表示されていません。つまりこれは、エラーじゃない、ってこと。

スケッチは正常に動作します。紛らわしいですが、気にする必要、ないです。

Arduino Nano Every って…

Arduino Nano Every の日本での発売は 2020 年初めだそうです。知らなかった、情弱なので。
すでに 2 年半経つわけですが、ググってもこれっていう情報になかなかあたらない。あまり使われてないのかな、安いのに。

Arduino 初心者はやっぱり UNO なのかもしれないっすねぇ。なので、UNO 互換の Nano は使えても、ATMega4809 な Nano Every は使いにくいのかも。
じっさい俺自身も、UNO で実験して、Nano に載せ替えるなんてことやってきたけど、Nano Every は Nano Every として考えないといけなくなりそう。相違点を確認しながら使ってみることにします。

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