アフィリエイト広告

ダイソーのヘッドセットをトランシーバの外付けマイクにする

アマチュア無線のトランシーバ IC-2N を常置場所で使おうとしています。たしか「おにぎりマイク (IC-HM9)」を持っていたはずなんですが、捨ててしまったのか、無い。

「マイク付きヘッドセット」220 円

ダイソーのマイク付きヘッドセット
写真1. ダイソーのマイク付きヘッドセット

さすがに同軸ケーブルやらスピーカーコードやら電源コードやらがつながった本体を手に持って交信、ってわけにはいかず ……
ダイソーで「マイク付きヘッドセット」をみつけたので買ってきました。220 円也。使い物になるかどうかはわかりません。

IC-2N の外付けマイク端子は 2.5mmΦ 2 極のモノラルジャックで、2 本のラインでマイクと PTT (Push To Talk switch) を兼用しています。外部マイクの接続方法については取扱説明書にも書かれているのですが、IC-HM9 の内部接続と制御回路について、以下のサイトに詳しく書かれています。参考にさせていただきました。

ダイソーのヘッドセットは 3.5mmΦ 4 極プラグです。規格が明記されていないのですが、テスターで抵抗値を測ってみたりして CTIA (Cellular Telephone Industry Association) 規格であることを確認しました。CTIA は、

T : ヘッドホン (L)
R1 : ヘッドホン (R)
R2 : GND
S : マイク (+)

の順になっています。なんで S が GND じゃないのかって、違和感満載ですけど、まぁね。

PTT 付き変換ケーブル

ということで、ヘッドセットと IC-2N をつなぐ PTT 付き変換ケーブルを作ることにします。

PTT付き変換ケーブル回路図
図1. PTT付き変換ケーブル回路図

R2 は PTT のための回路です。SW1 を押下しここに電流を流すことで送受信切替部を制御します。
マイクをそのままつなぐとマイク増幅部が飽和しちゃうようなので、R1 を入れてレベルを落としています。マイクにかかる電圧は 2.1V になりました。ローカルさんと何度か交信して音質のレポートいただきました。感謝です。

PTT付き変換ケーブル
写真2. PTT付き変換ケーブル

小さな基板にタクトスイッチと抵抗器を取り付けて、ペットボトルのキャップに仕込んでみました。
スピーカー側のプラグが 3.5mmΦ 3 極になっていますが、もちろん 2 極でいいんです。ヘッドセット側に 4 極の中継ジャックがほしかったんですが、パーツ屋さんにパネル用のジャックしかなかったです。

どうやらマイクはいい感じに使えそうです。

ヘッドホンをエージングする

が、問題はヘッドホン。鳴らない、ちっとも。 FM 無信号時のザーというノイズがゴーと聞こえる。音声はモゴモゴして明瞭じゃない。加齢劣化した俺の耳でもわかる音質の悪さは、さすがの 220 円かと。

でも諦めないで鍛えてみましょ。
最初はスムースジャズなど静かに聞かせ、ラジオで人の声に慣らし、さらにホワイトノイズで責めたて、挙句テクノなんかをガンガン鳴らしているうちに、なんかね、安物ヘッドホン並みに鳴るようになってきた。レベルは低いし分離も悪いけど、俺がパソコンでちょいと音楽聞いたりするには十分じゃね?

トランシーバにつなぐと、ノイズはザーと聞こえ音声も十分に了解できる。これなら使えそうです。

後記

アマチュア無線のトランシーバ IC-2N に、垂直ダイポールアンテナを接続し、直流安定化電源で電源供給し、今回はヘッドセットをつないで、いよいよ交信する準備が整いました。する?まぁ、あんまりしないけど w

タイトルとURLをコピーしました