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直流安定化電源 IC-3PA / 電源ランプの交換

アマチュア無線機 IC-2N の電源として使用している直流安定化電源 IC-3PA の、電源ランプが点灯しなくなりました。ランプは「麦球」と呼ばれる豆電球、それを LED に交換した修理メモです。

回路図

図 1 が元の回路図です。

今回、切れて点かなくなったのは電源ランプ LA1 POWER です。動作ランプ LA2 NORMAL も、以前から点灯していませんでした。使用されているランプは麦球、リード線がついた小さな豆電球です。いまでも電飾用に売られているようですが、LED に交換してしまいましょう。
なお、LA3 WARNING はまだ点きますし、常時点灯するランプではないですからそのままにしておきます。LA4 CURRENT は普通サイズの豆電球で、これもそのままにしておきます。まぁなんというか、回路の変更も面倒だし、必要性も感じないですし。

図 1. 元の回路図
図 1. 元の回路図

ということで、図 2 のように変更しました。

POWER は、電源トランスの二次側 (AC) から整流出力側 (DC) へ移動しました。R2 150Ω は配線の途中のラグ板に取り付けられていますが、わざわざ外すのも面倒なのでそのままです。LED は部品箱にあった 3mmΦ の赤色 LED です。整流出力電圧が 26.8V なので LED 電流は 5.1mA ですが、もう少し電流を小さくしたほうが良かったかもしれません。電圧が高いので抵抗器のワット数に注意しましょう。4.7KΩ に 5.1mA 流しますから消費電力は 122mW、1/4W 型で大丈夫ですね。
NORMAL は、これも部品箱にあった 5mmΦ の青色 LED です。LED 電流は 1.2mA ですが、サイズが大きいせいか十分な明るさです。抵抗器の消費電力は 14mW ですから、こちらも 1/4W 型でいいです。

図 2. 変更した回路図
図 2. 変更した回路図

外観

図 3. 表示ランプの外観
図 3. 表示ランプの外観

麦球の光に色を付けるための橙と青のフィルタがついていますので、そこへうまく LED の光が当たるようにグルーガンで LED を固定しました。写真、ないです。

写真ではぼんやりしてますけど、橙と青のランプがかなりきれいに光っています。POWER は赤色 LED を使ったので、麦球より少し赤に寄ってるかな。
POWER に比べて青の NORMAL がすこし控えめで、これはこれでいい感じかなぁとも思ってます。
あ、これに CURRENT の黄色が点灯したら賑やかかもね。

後記

今回は、直流安定化電源 IC-3PA の表示ランプを麦球から LED に交換した修理メモでした。
麦球がいまでも売られているのは、ちょっと意外でした。麦球は交流でも点灯できますから手軽かもしれませんけど、まぁ電子工作する者にとっては LED に交換するのが普通な感じですよね。

ちなみに、本体は何事もなく動作してくれています。が、これからいろいろあるかもです。大事に使いましょ。

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