2005年05月02日

OSI参照モデルの話

雑談なんですけど。

OSI参照モデルって、最初はなんだかわけわからん話だったんだけど、あるときこのOSI参照モデルを手紙を出すということに置き換えて説明してくれたサイトに出会ったのね。ちょっと探してみたんだけど、いまはもう見つけられなかった。けど、検索結果をみていると、あんがい郵便にたとえた説明は多くある様子。
俺もうろ覚えだけど、書いてみようかと思った。理解の整理にもなるだろうから。

話は、A社の社長が、B社の社長に手紙を出すとする、ってところから始まる。結果的には二人の社長が手紙で用件を伝え合うってことなんだけれど、社長自身が手紙を相手のところへ持っていくわけじゃない。
まず、A社の社長は秘書にかくかくしかじかという手紙を書いてB社の社長に送れと命令する。すると秘書はタイプライターで手紙を作成して、総務に渡す。これが「アプリケーション層」の役割。

手紙を受け取った総務では、それをB社へ送るために封筒に入れ、必要な切手を貼る。郵便という共通のシステムに乗せるために封書にするという変換作業をおこなうわけね。これが「プレゼンテーション層」の役割。

で、次に、そうした封書やその他の郵便物をまとめて郵便局に持って行くとか、ポストに投函するとかという仕事を、さらにその下の部署の人が行なうわけね。速達ならすぐに投函しようとか、通常郵便なら何通かまとめて郵便局に持って行こうとか、効率よく郵便を出すことを考えてる。これが「セッション層」。

でもって、「トランスポート層」は郵便局にあたる。投函された郵便物を仕分けし宛先にきちんと届けるという仕事をするのだけれども、郵便局は手紙の内容にはまったく関知していないのね。とにかく封筒を宛先に届ければいい。そういうところが階層モデルの面白いところで、各階層(エンティティ)が独立してそれぞれの役割をこなすって仕組みになっている。

仕分けされた郵便物を、どのようなルート、手段で配送するかを決めているのが「ネットワーク層」。
そして「物理層」は、実際に郵便物を配送するトラックや貨車や飛行機だったりする。

こうしてB社に近い郵便局に届いた手紙は、送られたときと逆に上位へ戻ってきてB社の社長の手に届くわけ。結果としてA社の社長の用件がB社の社長に伝わる。

と、そんな感じで考えると理解しやすいと思うけど、どう?(^_^;)

投稿者 meyon : 2005年05月02日 18:12 | NW試験合格への道

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