2004年06月28日

膝脱力・経過

生理機能検査病棟にて21日に引き続き、今日28日も公立病院で診察と検査を受ける。

腰椎はかかりつけの病院で受けたMRI検査のとおり異常は認められない。2年前に変形性頚椎症と診断された頚椎も、レントゲン撮影の結果では問題となるほどの変形と認められない。残る胸椎も特に異常なし。
カリウムの減少による筋肉の発作の場合は回復するのに時間がかかるため、今の俺の症状には当てはまらない。再度行った血液検査でも甲状腺機能の異常は見られない。ついでに肝臓をはじめとした他の数値も良好。
サーモグラフィーによる血行・神経の状態にも大きな異常は見られず。

「特に心配するようなことはないですね」
担当医である医療部長先生は、そろそろ終わりにしたがっているようだ。しかし俺はもう一度食い下がってみた。
「心配とかでなく、実際に脱力感が続いているのですよ。可能性を示すものはなにもないのですか」

右腕の血流が少し悪いことがサーモグラフィーの結果から見えている。下肢の温度も確かに低い。しかし彼は問題なしと言い張る。公立病院の医療部長という医者の限界が見えているが、とにかく頚椎のMRI検査を承諾させた。まるで立場が逆じゃないかい。

医者に自分の現在の状態を話しながら、ふと気がついた。今の俺の状態って、これ、まさに自律神経失調のときの不定愁訴じゃないか。
最初に下肢に脱力感を感じたときから、少しずつだが状態は変化してきている。これまで漠然としていた症状が、自分でひとつひとつ説明できる程度に固定してきた。脱力感は少しずつだが消えてきていて、下肢の冷えや足先の弱い痺れが感じられるようになった。手の痺れもたしかにある。そして、医者がどんなに検査しても原因がわからない。
でも一つだけ大きな症状が検査結果に出ていた。血圧。最高血圧が84まで下がっている。看護師がふらついたりしないかと尋ねてくるほどの値。俺にとっては驚くほどのことじゃないが、この時期としてはちょっと低いよな。
医療部長先生はそれすら無視する。ま、いいさ。

不定愁訴なら自分で解消できる。散歩や体操や自律訓練。どれも生齧りだけれども、そうすることで不定愁訴が楽になるという精神的な方法。少しばかりの瞑想、ないしは座禅。
そしてなによりも、病気と闘おうなんて思わない心。病気になったら、俺は仏教徒らしく病気と付き合っていこうと、心に決めている。

投稿者 meyon : 2004年06月28日 22:48 | Diary 2004

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://meyon.gonna.jp/mt/mt-tb.cgi/128

コメント

meyon's STUDY