2003年07月18日

最悪の一日

最悪の一日といっていい日だった。

午前中の機械の設置と簡単なネットワークの設定は順調に進んだけど、終わって帰社するとコールが入る。うう、腹へったが昼前に片付けてくるか。1時間ほどの障害対応は順調に終わったかに思えたんだけど、これが悪夢の始まり。(^_^;)
その後立て続けにコールが入る。訪問した客先で、別のフロアの障害を告げられる。行く先々で面倒な部品交換に迫られる。雪だるま式に仕事が増えて、〇時ごろには行けると約束した次の予定が、どんどんと遅れていく。
そしてとどめの一発。昼に行った客先から障害再発のコール。やるべきことはすでにすべてやっている。どう対応するか、悩みながら訪問。やはりもう何をどうしても障害は改善しなかった。
メーカーの担当者に電話して相談する。新たな答えが出ることなど期待はしていないが、こういうときは自分のやっていることの再確認のために相談してみるのがいいんだな。

そしてついに職人技に挑むことになる。(^_^;)
負荷が大きいと考えられる個所の部品を、勘を頼りにサンドペーパーで削る。荷重を減らすためにバネを少しずつ切断し、カットアンドトライで調整する。不具合の発生確率を分散させるために、機械の構成を組み替える。少しずつ様子をみながら、調整を進めること1時間。とりあえずは当面の使用に耐えるだろうと思えるところまで復旧させた。心の中で、こんな腐った機械を作りやがったメーカーの設計者を恨みながら・・・。

しかしまぁ、昔はいつもこうだったんだけどね。修理は応用力だと、俺は教わった。部品がなかったら、それに代わるものを探してきて、適当に加工して修理するんだ。
でもいまじゃそんなことしなくなったな。悪いところは部品を替える。ごそっと、周辺をまとめてアセンブリで交換する。それでもダメなら機械ごと替える。そりゃそんぐり替えりゃ、ふつーは直るよな。
今回も、不良個所をアセンブリで交換するようにメーカーへ申請した。でもさ、お客は機械をすぐに使いたいわけで、現場じゃとにかくなんとか動くようにしないといけない。そんなときにはやっぱり修理屋の職人技が必要になってくる。
修理は応用力だと教えてくれた先輩に感謝しちゃう。で、俺も若い連中にそう教えようと思っている。

帰社できたのはすでにみんなが帰る時間。空は薄暗く、車はヘッドライトを点けて走っている。
3連休を実現させるためには、これから今日予定していた半日分の仕事をすまさないといけないわけで。3連休をあきらめて早く帰るか、徹夜してでも3連休を確保するか、究極の選択。(^_^;)
近くのコンビニで寿司とお茶を買ってきて腹ごしらえ。空腹だとイライラするばかりで効率が悪いのだ。はい、そんなわけで来週納品予定の機械2台のセッティングを終わらせてきました。

この日記、日付は18日にしてあるけど、現在19日午前1時25分だったりしてます。でもでも、3連休じゃっ!

投稿者 meyon : 2003年07月18日 23:59 | 移行エントリー

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