久しぶりのパソコンネタ。
Windows 7 (Core i3) のパソコンを、使えるようなら修理して Windows 10 にしちゃおうという話です。すごく重くて、ときどきブルースクリーンになっちゃう、らしい。
とりあえず起動してみる
電源入れてみます。
特に問題なく起動、時間もさほどかかりません。見た目、なんの問題もないような。ブルースクリーンに落ちる気配もなし。
WindowsUpdate の最終更新日が 2014 年 3 月。「更新プログラムを確認しない」になってます。
Windows 7 で無茶苦茶重いやつは WindowsUpdate が完了していないことがよくあるけど、そうではないみたい。
ハードディスクをバックアップする
linuxBean をライブ起動して、内蔵ハードディスクの S.M.A.R.T. をチェックします。
ペンディングセクターが 40 あるけど、リアロケーションセクターは無し。不具合の原因はこいつかな。
Paragon の Backup&Recovery でディスク全体のバックアップをやってみたけど、ダメ。不良セクターがあると、こいつはバックアップしてくれないんです。
しょうがない、dd コマンドでやりましょうか。
内蔵ハードディスクの容量が 1TB なので、2TB の外付けハードディスクを USB につなぎます。外付けハードディスクにバックアップを保存するディレクトリを作成し、そこに移動してから、次のコマンドでハードディスクを丸ごとイメージファイルにします。
sudo dd if=/dev/sda of=./backup-disk-image.img bs=512 conv=noerror,sync
bs は読み書きするバイトサイズで、エラーを読み飛ばし (noerror) 、エラー個所は NULL で埋め (sync) ます。
実行すると、最初のあたりで読み込みエラーが発生していましたが、その後は順調に進み、一夜明けると終了していました。
ハードディスクの交換とリストア
バックアップ完了後、内蔵ハードディスクのペンディングセクタは 90 に増えていました。こいつはもう使えませんね。
内蔵ハードディスクを新しい 1TB のものに交換します。
交換したら、バックアップと同様に dd コマンドでリストアします。入出力の方向が逆になるので、間違えないように。
sudo dd if=./backup-disk-image.img of=/dev/sda bs=512 conv=noerror,sync
今度はエラーもなく順調に進みました。所要時間は約 12 時間でした。
Windows 7 を起動する
新しい内蔵ハードディスクから Windows 7 を起動します。最初と同様に、何事もないかのように起動しました。
リストアしたデータは不良セクタの情報をそのまま持っていますので、chkdsk C: /B を実行して再評価させておきます。
どの部分が不良だったかは確認してないのですが、ハードディスクの最初の方でしたので、Windows PE があるドライブ X: かもしれません。このあたりはよくわからん領域。時間があったら調べてみます。
Windows 7 を使っている分にはとりあえず問題ないので、まぁこのまま進めましょう。
Windows 10 へアップデートする
アップグレードする前に更新プログラムをインストールして最新の状態にしないといけないんでしょ?
って思っていたのですが…
WindowsUpdate で更新プログラムの確認を実行すると、80072EFE エラーとなりました。ググっていろいろやってみましたが、ダメ。
ほとんど更新されていない状態なので、先入れしたほうがいいらしい更新プログラムを入れても、ファイアウォールを無効にしたり関連ファイルを削除したりしても、WindowsUpdate コンポーネントをリセットしても、sfc /scannow やっても、なぁ~にしても、ダメ。
さすがにもう Windows 7 の更新はできないのかなぁ~
ん? Windows 7 を更新して利用するのが阻止されているとしたら、Windows 10 へのアップデートは絶賛推奨されるんじゃねぇ~の?
まず Backup&Recovery で現状をバックアップ。今度は不良セクタがないので、問題なく完了。
Windows 10 のダウンロードサイトから「この PC のアップデートを実行」する。
と…
Windows 10 へアップデート成功!
とゆ~ことで、故障していた Windows 7 機は、Windows 10 機として生き返りました。