ネットワークカメラ Wansview 1080p W6 を購入し、VLAN も構成して準備万端整っているわけですが、
どうもこのカメラの RTSP 配信の性能には問題があるようです。
しかし、思い起こしてみると、セットアップしていたときにはまったく問題を感じなかったわけですよ。順調にセットアップできています。
なぜ? なにがあった?
初期セットアップは室内で行なっています。そう、パソコン近くの HUB にカメラを接続して。
その後しばらく、動作確認などのために iSpy でテストしていた …… あっ!
カメラを屋内で使ってみる
カメラを屋内に、縁側を撮影するように置いてみました。
結果、RTP パケットは順調にパソコンに届いています。
meyon 家の縁側は東向きで、午前中の 2~3 時間は日が差し込みますが、正常に撮影できます。暗視モードからカラーモードへの切り替えもスムーズです。
カメラの出力は 20~70 パケット / 秒で、安定しています。
ん? 70 パケット?
屋外のカメラの出力は、正常時で 20~100 パケット / 秒だったぞ。
被写体の情報量を減らしてみる
屋外のカメラの向きを変えてみました。画面の半分は家の外壁を、残りの半分は庭が映るように。
カメラの出力を見てみましょう。
暗視モードでは 20~45 パケット / 秒に落ちています。
05:10 頃にカラーモードに切り替わり、1 時間ほど不安定な状態が続いています。が、その後、100 パケット / 秒を下回るようになると、安定しました。
日中は 20~90 パケット / 秒で推移し、パケット切れも切断も起きていません。
16:00 を過ぎるとなぜか出力が少し増えて、100 パケット / 秒に近づき不安定になります。
もしかして、陽があたらなくなると映像の情報量が増えるのでしょうか。朝の不安定だった時間帯も、まだ陽があたっていなかったようです。
屋外のカメラは、地上 2.5m 程の高さから庭を広範囲に撮影しています。
こういう被写体は情報量が多くなって、出力されるパケット数も多くなる。それが 100 パケット / 秒ぐらいになると、RTP 出力が不安定になってしまう。
Wansview 1080p W6 の使い方
では、どうするか。
撮影する場所を変えてみましょう。
玄関と勝手口とを、それぞれ外から撮影してみました。どちらも 20~80パケット / 秒程度で、安定しています。
つまりそーゆーことです。
このカメラは、映像の情報量が多くならないような、できるだけ狭い範囲の撮影であれば、それなりに安定して使うことができる。庭や風景などを、広範囲に撮影するような使い方はしないほうがよいようです。
お払い箱にするのは簡単だけど、せっかく購入したカメラです。なんとかうまく利用できるように、工夫してみましょう。