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ブレッドボードの接触不良

ブレッドボードで回路を組んで、各部分の電圧を測定していると、ときどきなんだかおかしな値が出ることがあります。特に気になったのが電源電圧が 5V を下回っている、とか。
なんだろうと調べてみると、どうやらブレッドボードの接触不良のせいのようです。

アースラインに電位差が生じている

アースラインは、ブレッドボード上に組み立てた三端子レギュレータの GND 端子から、ブレッドボードの黒色ラインを通ります。ジャンパーワイヤで次のブレッドボードに渡り、さらに反対側の黒色ラインへとつながる。ときにはさらに別のブレッドボードへとつながっていくこともあります。
電源ラインも同様に、赤色ラインから次のブレッドボードの赤色ラインにつながっていきます。

そこで、三端子レギュレータ近くのアースラインと、末端のブレッドボードのアースラインにテスターをあてて、その間の直流電圧を計ってみます。同じアースラインですから、本来は電圧は 0V になるはずです。

ところが、0.5V から 1V 弱の電圧が表示されました。

電源ラインについても同様です。三端子レギュレータ近くの電源ラインと、末端のブレッドボードの電源ライン間にテスターをあてると、0.5V 程度の電圧が表示されます。

これこそが接触不良を起こしている証拠で、接触不良の部分に電位差が生じているからです。

接触不良の場所を探す

末端のブレッドボードから順番に電源に近い部分へと電圧を確認してみます。すると、ジャンパーワイヤを越えると電位差が小さくなるところがあります。
そのジャンパーワイヤの両端の電圧を計ってみましょう。本来はジャンパーワイヤの両端の電圧は 0V でなければならないはずですが、0.3V とか、電圧が出ているはずです。そこが接触不良の場所です。
三端子レギュレータまでのすべてのジャンパーワイヤを確認して、電位差があれば、そこでも接触不良を起こしているということです。

ただ、実際にあちこち計ってみると、0.01V 程度の電位差はどうしても出るようです。0.05V 以内は大目にみるといった具合でないと、やってられませんよ (^_^;)

接触不良を改善する

接触不良の場所を見つけたら、まずは何回か抜き差ししてみます。たいがいはそれで改善します。

抜き差ししても改善しないときは、ジャンパーワイヤのピンをアルコールで清掃してみます。これもかなり効果があります。

ブレッドボードの穴のほうが具合が悪いこともありますが、こちらは簡単には清掃できません。
隣の穴に挿してみたらどうでしょうか。でもまぁ、隣も具合悪かったって経験ありますので、ちょっと離れたところで試してみるのが吉です (^_^;)

それでも穴の方をなんとかしたい。
これまでに試してみて効果があったのは、ピンに接点復活剤を塗って何回か抜き差しするという方法です。効果があったら、ピンをアルコールで清掃してもう一度抜き差ししておきます。

高い製品だからって信頼はできません

価格の高い有名メーカーのブレッドボードの赤色ラインって、ラインを分割できるように、途中にジャンパーがあったりするじゃないですか。あそこの接触不良がありましたね。ここは接点復活剤を使って改善しました。
安いブレッドボードだから接触不良が多いかっていうと、そんなことありません。高いブレッドボードでも、同じように接触不良を起こします。

ブレッドボードってそんなもの、と割り切ることも必要です。でも、ときどきはピンの清掃をする、ブレッドボードは袋などに入れて保管する、なんて注意も必要かもしれませんね。

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