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lenovo 7675A63 に AntiX-23 をインストールする

antiXをインストールしたlenovo 7675A63ノートパソコン
antiX をインストールした lenovo 7675A63

長く使ってきたタブレットが不調になり、とうとう使いものにならなくなった。

息子に、不要なノートパソコンないかと尋ねたら、B5サイズのノートパソコンを持ってきてくれた。「lenovo 7675-A63」2008年に発売された Core2 Duo T7250 2GHz という代物。外装はかなり年季がはいっているが、じゅうぶん使えそうなので、AntiX Linux をインストールしてみることにした。
なお、無線LAN アダプタは装備されていません。BUFFALO の USB ドングルを取り付けてあります。

その一連の、俺的備忘録です。

ダウンロード

まずは antiX Linux の入手。いつもお世話になっている「ライブCDの部屋 (*1)」から、日本語化された iso ファイルをダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。

(*1) サイトページの冒頭は掲示板です。下の方に「ライブCDの部屋」がありますので、Ctrl+F で「antiX」を検索するとよいです。

今回ダウンロードしたのは antiX-23_x64-full-jp.iso です。
CPU が Core2 DUO なので、32bit のほうが平穏かなとも思ったのですが、近頃は 32bit のアプリケーションが少なくなってきているってこともあって、64bit を選びました。具合悪かったら、また考えましょう。

ブータブルUSBをつくる

lenovo 7675A63 には CD ドライブがありませんので、USBメモリからインストールします。そのために、ブータブルな USBメモリをつくる必要があります。

作業するマシンは Ubuntu 20.04.6 LTS、「ブータブルUSBの作成」というアプリケーションを使いますので、インストールしましょう。

$ sudo apt install usb-creator-gtk

アプリケーションボタンをクリックすると「ブータブルUSBの作成」ができています。
USBメモリを挿して起動。ダウンロードしたイメージファイル (.iso) とターゲットのディスク (USBメモリ) を選択して「作成」ボタンを押せば、完了です。

USBからブートさせる

lenovo 7675A63 に、作成したブータブルUSB を挿して起動。ThinkVantage という青いボタンを押すと起動割り込みメニューが表示されます。それによると、BIOSセットアップが F1、一時起動デバイスの選択が F12 となっていました。

ということで、F1 で BIOS に入ります。ちなみに、起動時に直接 F1 押下でも BIOS に入れます。F12 も同様。

BIOS に入ったら F9 で初期値にしましょう。必要な設定があれば適宜にどうぞ。
ブートは USB HDD からですが、ブート優先順位は変えずに、起動時に F12 押下で選択することにします。F10 で設定を保存して終了です。
ロゴが表示されたら F12 を押下、USB HDD を選択して起動します。

antiX をライブ起動する

ここまでうまくいっていれば、USBメモリから起動し、antiX のライブ起動画面が表示されます。「Use Legacy Kernel」「Normal Boot」を選択します。

無線LAN へ接続

無線LAN のドングルを取り付けてあるので、Wireless Services の画面が表示されます。検出表示された SSID を選択して Connect ボタンをクリック。PSK ならば Passphrase を入力し OK で接続できます。
無線LAN の接続はあとからでもできますが、有線LAN が優先されちゃったりするようなので、さっさとやっておくのが吉です。接続設定はインストール後も継承されます。

パーティションの削除

GParted を起動、ライブ起動時のパスワードは demo です。
HDD は /dev/sda です。現状を残す予定はないので、パーティションをすべて削除します。

パーティションの作成

続けて、パーティションを作成します。作成するパーティションは、

  1. /dev/sda1 : BIOS-GRUB 1MB
  2. /dev/sda2 : SWAP 3GB
  3. /dev/sda3 : ルートディレクトリ 残り全部

としました。
lenovo 7675A36 の搭載メモリが 3GB になっていたので、SWAP もそれと同じにしました。これは、メモリと同じにしよう、と決めているからです。まぁそんなもんでしょ。ちなみに、ハイバネーションするためには RAMサイズ以上が必要です。
/home をつくるのが正統なのでしょうが、サイズをどれだけにするかとか面倒くさいので、これも、全部ルートにしよう、が俺的ルールです。ファイルシステムは、ここではどれも ext4 にしておけばいいです。

インストール

では、HDD へ antiX をインストールしましょう。

デスクトップの「インストール」をクリック、インストールメディアの確認が始まりますが ESC でスキップしましょ。怪しげだ、と判断されるとインストールできません。

ディスクレイアウトをカスタマイズ

パーティションの設定を行ないます。Use For を設定していきましょう。

  1. /dev/sda1 : BIOS-GRUB
  2. /dev/sda2 : SWAP
  3. /dev/sda3 : /

フォーマット形式とか、勝手に決まりますのでそのように。USBメモリが /dev/sdb で表示されますが、そこは触らず空欄のままにしておきます。

ユーザー情報入力

システムのコピーが始まったら「次へ」で進めてもよいのですが、コピーが一時停止するまで待ちましょう。

入力待ちになったら「次へ」、コンピュータ名、ドメイン (ワークグループで可) を入力して「次へ」、ロケールとタイムゾーンを確認して「次へ」、ユーザー名とパスワードを設定して「次へ」。
インストールが完了したら「完了」ボタンを押下で再起動します。

antiX の起動

起動したらユーザー名とパスワードを入力。

無事、起動できました。無線LAN は、ライブ起動で設定した接続が自動的に継承されますので、すでにネットワークにつながっています。

システムの更新

システムの更新をしておきましょう。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt dist-upgrade

更新したら再起動。

$ sudo shutdown -r now
日本語ディレクトリ名を英語に変更

ユーザーディレクトリ内のディレクトリが「ドキュメント」などの日本語になっていますので、英語表記に変更します。

$ sudo apt install xdg-user-dirs-gtk
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

「Don’t ask me this again」にチェックして、「Update Names」をクリックします。

とりあえずこれだけやっておいて、あとはまぁボチボチやっていきましょう。

後記

今回は、lenovo 7675A63 に antiX-23 をインストールするところまで実行しました。

antiX には、ブラウザとして firefox がバンドルされていますので、インターネットへ接続することが可能です。インターネットにつながれば、まぁ大概のことはできます。あとは、できたら NAS に接続したいなぁ、ってところでしょうか。

そのあたりは、これからボチボチやっていこうと思います。

ちなみに、antiX は「アンティクス」と読みます。けっしてかの「X」に対抗しようという意味では、ないと思います、たぶん (;´Д`)

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