俺のメインのデスクトップである ubuntu 20.04 LTS を、22.04 LTS へアップグレードしました。その作業メモです。
準備作業
現在のバージョンの確認
$ cat /etc/os-release VERSION="20.04.6 LTS (Focal Fossa)"
アップグレード可能なバージョンの確認
$ sudo do-release-upgrade -c # New release '22.04.3 LTS' available.
LTS バージョンから LTS バージョンへのアップグレードであれば、Prompt=lts
としておきます。LTS 以外のバージョンにアップグレードする、あるいは LTS 以外のバージョンからアップグレードする場合は、ここの書き換えが必要。また、アップグレードするコマンドのオプションが変わります。
必要ならグーグル先生に尋ねましょう。
$ cat /etc/update-manager/release-upgrades
Prompt=lts
パッケージの更新
$ sudo apt update $ sudo apt upgrade $ sudo apt dist-upgrade $ sudo apt autoremove $ sudo apt autoclean $ sudo shutdown -r now
アップグレードの実行
アップグレードするコマンドを実行します。
$ sudo do-release-upgrade
アップグレード開始 14:45 ~ 終了 16:45。作業時間はちょうど 2時間でした。
途中に発生したイベント
アップグレード中に質問がきました。
- 「etc/systemd/system.conf をどうするか?」と聞かれたので、現在使っている自分のバージョンを残す [デフォルト=N] と答えた。
- 「firefox を設定するからウインドウを閉じろ」と言われたので <了解> した。
- 「/etc/mime.types をどうするか?」と聞かれたので、現在使っている自分のバージョンを残す [デフォルト=N] と答えた。
- 「サポートが中止されたパッケージを削除しますか?」念のため 詳細 [d] で確認し、続行する [y] とした。
- 最後に再起動するか?ときたので、[y] で作業完了。
デスクトップ背景画像
デスクトップ背景画像がクラゲになってる (;´Д`)
22.04LTS のコードネームが「JammyJellyfish」だそうで、それにちなんでかな。Jammy とは、人をあきれさせるほどの幸運という意味があるそうです。
消えたアプリ
サポートが中止されたパッケージとされたのか、消えてしまったアプリがあるようです。
気付いたところでは、世界時計と KiCAD。
世界時計は、各国の市場時刻をチェックするのにあったほうがいいなぁ。KiCAD は回路図書くのに必須なんですけど。
あとまだ何かあるかもしれませんが、まぁ必要になったらインストールするなりしましょう。
後記
ubuntu のアップグレードは、途中で質問があったりするので、寝てる間にやっといてねってわけにいかないし、作業しながらでも構わないんだろうけど、やっぱり空いた時間にやりたいし。そんなこんなでなかなか実行できなかったんです。
アップグレードは 2年に 1度。先の 20.04LTS のサポート終了は 2025年4月でまだ猶予はあるのですが、22.04LTS のリリースから 1年半過ぎているし、まぁいいタイミングかなと思います。
なによりも、大きなトラブルなくできたことが、喜ばしい (^_^;)