アフィリエイト広告
アフィリエイト広告

タイマIC NE555 を使ってみた (5) / コンパレータとNANDで 555をつくる

NE555は、タイマ回路や発振回路に使われるとてもポピュラーな ICです。が、じつは俺、まだ使ったことがない。なので、タイマIC NE555について調べてみました。

前回は、ネットでよくみかける 5つの回路例を、じっさいにつくって、動かしてみました。いろいろな応用回路がありますが、基本はどれも単安定動作、非安定動作の応用でしたね。

今回は、コンパレータと NANDゲートをつかって、555のような回路をつくってみようかと思います。

コンパレータと NANDゲートを使った 555回路

図1. コンパレータと NANDゲートを使った 555回路図

タイマIC NE555の内部回路は、コンパレータと RSラッチで構成されています。つまり、コンパレータと RSラッチがあれば、555のような回路がつくれるだろう、と。

と、いうことでつくってみたのが、図1 です。

まいどですが、部品箱にあるものでつくってますので、部品の選定にあまり意味はありません。気分です。

U1、U2がコンパレータで、出力はオープンコレクタです。U3~U6が NANDゲートで、4個で RSラッチを構成しています。RSラッチは Sを優先にして、S、Rがともに 1 になったときにはセットされるようにしてあります。
Q2が DISCHのオープンドレイン。2N7000は、パルス電流ならば 500mA流せます。
NANDゲートの出力電流は小さいので、Q3、Q4で大きな出力電流がとれるようにしました。出力電流が大きいのは、NE555の特徴のひとつですから。しかし、パワーMOSFETは大げさです。
Q1と D1は、RSラッチのリセット回路です。RESETが LOWのとき、Sが LOW、Rが HIGHになるようにしています。
R1~R3が分圧抵抗です。5KΩって抵抗は E系列にないので、10KΩにしました。並列にして 5KΩにするってのもアリですが、まぁどっちでもいいんじゃないかな。なのでこのタイマ回路は、101010 (スリーテン) タイマと呼びます (^_^;)

後記

図2. ブレッドボード

ネットには、555タイマをトランジスタでつくっておられる勇者もおられます。ん?キットもあるの?すごいねぇ (^_^;)

図2 は、ブレッドボードに組んだ 101010タイマで、非安定マルチバイブレータを動作させているようすです。

こんなのつくって意味あるの?って疑問がおきます。
が、コンパレータの出力のようすなど、ICではわからない内部の動作がわかるんです。原理を理解する一助になりますから、お暇なときに試してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました