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トランジスタを使った RSフリップフロップ

前回は、ダイオードとトランジスタを使った論理回路をまとめてみました。

せっかくなので、それらを使ってフリップフロップをつくってみようと思います。

じつは、過去にも同様のことをやってみている (過去記事) のですが、まだまだ電子工作などやり始めたころでした。読み返してみると、うーん、なんだかなぁ。だからといってあらためてやってみても、はたして進歩しているかどうか、あやしいのでありますが (;´Д`)

RSフリップフロップ

RSフリップフロップについては、関連記事を参照ください。

図1. RSフリップフロップ

一般に RSフリップフロップ (RSラッチ) というと、図1 みたいに NAND で構成します。NOR でもできるけど、SR が逆になる。入力は負理論なので、NOTを置いて正理論にしたのもよくみかけます。

トランジスタでつくった NANDでも、もちろん、このようにつなげば RSフリップフロップになります。

DTL-NAND を使った RSフリップフロップ回路

図2. DTL-NAND を使った RSフリップフロップ回路

前回つくってみた DTL-NAND回路を使った RSフリップフロップが図2 です。

図3 に、実験用の、入力押しボタン回路と、出力LED表示回路を示しておきます。
押しボタンは、押下すると LOW レベル信号が出力されます。S を押せば Q (D1) が、R を押せば Q (D2) が点灯します。
両方を同時に押下するのは「禁止」です。

図3. 実験用周辺回路

双安定マルチバイブレータ

図4. 書き換えた RSフリップフロップ回路

ところで、図2 の 2つの NAND を向かい合わせにしてちょっと書き換えてみたら、図4 のようになりましたが…
これ、どこかでみかけたような回路じゃないですか?

そう、「双安定マルチバイブレータ」です。

図5. 双安定マルチバイブレータ回路

ダイオード D6、D4 をなくして、抵抗 R8、R5 をコレクタにつなげば、もっと似てきます。(図5)

ベース側のダイオードとベースエミッタ間抵抗もなくしてしまえますが、これをなくすと、入力を HIGH レベルにできなくなるので、残しておきましょう。

つまり、双安定マルチバイブレータって、RSフリップフロップと同じものなんですね。

後記

関連記事にあるゲート型、プライマリ・レプリカ型の RSフリップフロップについては、ここではつくりませんでした。が、同様に DTL-NAND回路をつなげばできます。前回記事でつくった TTL-NAND回路でもつくれます。

まぁ前回も書きましたけど、んなもんいまどき使わんじゃろ。使わんでいいんです。
なのになぜ、「フリップフロップ回路 トランジスタ」とか「NAND回路 トランジスタ」とかで検索してくるんですか、あなた (;´Д`)

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