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デジタル時計をつくる (4) / 7 セグ LED 表示回路

前回は、12 進カウンタ回路を作り、時計の時分のカウントができるようになりました。

デジタル時計をつくる (3) / 12 進カウンタ
前回は、秒、分をカウントする 60 進カウンタを作りました。 今回は、時をカウントする 12 進カウンタを作りましょう。 12 進カウンタ 60 進カウンタと同様に、1 位と 10 位とをわけて考えてみましょう。1 位は 0~9 をカウント...

動作テストをするときに、LED によるビット表示だけでは、判断がちょっとめんどうなので、デジタル表示部だけちゃちゃっと作ってしまいました。今回は、その回路を載せておきます。

7 セグメント LED 表示回路

時分表示のための、7 セグメント LED 表示回路、BCD-7 セグドライバ TC4511B を使用したスタティック点灯方式です。
4 桁目のセグメント f は午前、e は午後の表示を行ないます。また、1 桁目のドットは秒点滅します。LED を利用してコロンを表示する、ってのもアリですね。デザインはお好みで。

図 1 時刻表示 7 セグメント LED 表示回路

3 個のドライバ TC4511B は、それぞれ、分の 1 位と 10 位、時の 1 位を制御しています。時の 10 位は 1 を表示させるだけですので、直接駆動しています。

直接駆動しているのは、時の 10 位と、午前/午後の表示、秒点滅の表示です。これらは、バッファ 74VHCT244 で駆動しています。
このバッファはジャンク箱にあった部品、非反転バッファ・ラインドライバってやつです。74 シリーズでは 74HC244 が使えると思います。必要な出力電流がとれるなら、普通のバッファでもゲートでもいいです。トランジスタを使うのもアリ。要するに、あるものを使おう、ってことで。

TC4511B と 74VHCT244 とでは、出力電圧に違いがありますので、7 セグメント LED の電流制限抵抗の値が異なっています。適当に調整をしましょう。また、午前/午後表示の抵抗は、少し暗くしたかったので、大きな値にしています。
TC4511B の BI 端子に PWM パルスを放り込んで、明るさ調整する、なんて手もあります。あ、これ、採用しようか。夜は表示を暗くする、とかね。

後記

スタティック点灯は、消費電力が大きいとか、LED の寿命が短くなるとか、いわれます。でも、動作は単純だし、回路も簡単で、楽ちんです。
でも、ダイナミック点灯もやってみたいですねぇ。ようするに、BCD 出力をマルチプレクサで切換えてやればいいんです。むずかしい? いやぁ、できそうじゃないですか。できますよ、きっと。

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